自傷行為②
あれが最後のプレゼントだったかもしれない。①←
誕生日はお祝いする。
一緒に同じケーキは食べるけど、プレゼントは貰わないし渡さない。
「お前が触ったものなんかいらない。」
「死ね」
「気持ち悪い」
「触るな」
とかまぁ言われるし、今も言われる。
まぁプレゼントを渡せなくなった。
こんな近くにいるのにプレゼントも選んで仲良くも出来ない。
多分というか原因は私だ。
私は嫌なことを忘れてしまう。
記憶から消してしまう。
だからどんな酷いことをゆったかきっかけを作ったか分からない。
一時期何度も謝罪したけど許してもらえなくなって、食べる場所を取られて、
ゴミやゴキブリ扱いされて
諦めた。
構うのやめよう。
極力彼女と別の人生を歩もう。
そうは言っても実家暮らし。
一緒に住んでます。
やってくれるのは洗い物。洗い物だけは私のものも一緒に洗ってくれる。
それだけやってくれない事の方が多い。
とりあえず私は全部彼女のはやってあげてる。食事準備も洗濯も洗い物も、彼女のも一緒にやるのだ。
期待は求めない。
やられたらやり返すなんて
20歳過ぎた大人がかっこ悪いだけ
と思ってるから彼女のもする。
彼女には女王様。
家にいれば常にテレビを大音量でつけ、
同じものを繰り返し見ている。
しかもテレビをかけながら
ほかの曲を歌って
私という存在を少しでもかき消そうともがいている。
しかも親と約束して毎日食後21時~23時テレビ視聴を必ず行う。
同じように母親はとにかくテレビが好きなので合間をぬって妹のいない時間に必死になって見ていた。
その中で私は?どうやってテレビを見ろと?
もともと興味は薄かった。
スマホを手に入れたのが19歳とかだったしソシャゲ楽しい時期だったから良かった。
私にテレビを見る権利はほぼない。
昔から見てる「 ホンマでっか!? 」だけは録画して夕食時に掛けてくれる。それも21時超えれば女王様の時間になる。
だからテレビを見なくなった。
嫌いになった。
見ないでも生きられるようになった。
だから事件も法律も元号が変わるのもTwitterで知る。寂しいとは思わない。
社会人2年目だもん。慣れちゃった。
私は実家を出ることを反対された。
あなたはそんなに背負えないから体を壊すだけと何度も反対されて実家に暮らしてる。
今思えばよかったような気がする。
多分。
自傷行為は彼女の腕に大腿に
強い痕を残して色濃く残ってる。
未だにチョコレート依存なので
夕食もまともに食べないし
肌は綺麗ではない。
でも多分彼女は自傷行為を
今はかろうじて自粛している。
そこにはあるきっかけがある。